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SS5の問答集 ~「ともかく否定モード」完全発動~ [ABOFAN問答集]

 完全にFSMさんを「敵」とみなしています。「何が何でもお前の口車にはのらないぞ!」という意図がありありで、「回答」そっちのけで「質問者の属性」に終始したり、果ては相手の言い分を拒絶するために「性格」の根幹を否定し始めます。
 説明も話の道筋が切れ切れになり、「どういう結論が言いたいのかは良く分かるが、なんでその結論になるかさっぱり分からない」状態で否定しまくります。
 「自分の説明で分からない」のは「分からないのが悪い」、「自分はせいかくしんりがくを理解しているから(理解している証拠は一切示されないが)間違っていないはず」だから、「相手が間違っている」、という自己中心的な判断機構がフル稼働するともう末期ですね。
 そして、良く分からないタイミングで、何を答えたらいいか分からない「問い」を発し始めます。

 あ、でも、これがいつものABOFANクンだという説も... 

【問答集】

[Q5-1-1] 血液型と性格に関係があるというには、『血液型と自己評定による性格の相関』と『自己評定による性格と本来の性格の相関』の両方を言うことが必要条件ではないのですか?
[A] 私は『血液型と自己評定による性格の相関』しか言ってませんよ。『自己評定による性格と本来の性格の相関』ははっきり言ってナンセンスです。

[Q5-1-2] 『自己評定による性格と本来の性格の相関』はナンセンスって?
[A] 『自己評定による性格と本来の性格の相関』の定義があいまいだからです。質問紙法による性格検査を使うということは、質問紙法による結果の『血液型と自己評定による性格の相関』を『自己評定による性格と本来の性格の相関』と見なすというのが「大前提」です。言い換えれば、FSMさんののように、『血液型と自己評定による性格の相関』と『自己評定による性格と本来の性格の相関』が違うというなら、既存の性格心理学を「全否定する」それなりの(心理学的)根拠が必要です。もし、その根拠が示せないなら、それは科学ではありません(もっとも、心理学は科学でないというならそれまでですが…)。

[Q5-1-3] 私、全否定なんてしてないですって。
[A] では、FSMさんの以前の発言を引用します。『いずれにしても、現状では血液型と「本来の性格」(知識の影響を受ける前)の間に相関があるとは言えないというのが妥当なところではないでしょうか』

[Q5-1-4] これのどこが全否定なんですか。肯定も否定もできないので「わからん」と言っているのではないですか。もしかして、「相関があるとは言えない」=「相関がまったくない」と思ってらっしゃいます?そうじゃないですよね。「相関があるとは言えないし、まったく無いとも言えない」ですよね。
[A] 普通の言葉では「関係がない」ですよね? 統計学(論理学)的には、確かに厳密に言えば、関係があるとはいえないですが…。

[Q5-1-5] 自己評定でちゃんと性格が測れるかどうか問題があるって言ったのABO FANさんじゃないですか。
[A] 現実にデータがないのだから、その問題が検証されたわけではありません。あくまで可能性です。ですので、科学的な議論は、データに基づくものに限定しています。これは、ここでの私の一貫した姿勢のつもりですが。

[Q5-1-6] じゃぁ、ABO FANさんとしては、『自己評定による性格と本来の性格の相関』については今後の検証が必要な問題があり、現状では『自己評定による性格と本来の性格の相関』は「大前提」として仮定しているにすぎない、と主張していると理解していいですか?
[A] はい、これでFSMさんの考えがだいたいわかりました。『本当の性格』というのは、ここで議論しても無意味なのですよ。

[Q5-1-7]  何故『本当の性格』というのは、議論しても無意味なの?
[A] 心理学者でも『自己評定による性格と本来の性格の相関』の定義ははっきりしていないからです。また、その実態もわかっていませんので、科学的には意味がありません。

[Q5-1-8] へ、どういうこと???
[A] 性格は、科学的に測定ができないからです。あくまで、性格が存在するものと仮定して、それが性格検査に出てくる(はず)というのが議論の大前提です。よって、科学的な議論の対象となるのは、「性格検査のデータ」であって、「性格」そのものではありません。

[Q5-2-1] ABO FANさんが、『自己評定による性格と本来の性格の相関』にも問題があると言ったのでしょ。だから、『自己評定による性格と本来の性格の相関』は強い相関ではあるが、完全に対応するのであり、ABO FANさんが言った相関係数0.8というその程度に正しくは反映しないのだな、と思ったのですよ。そもそも、『血液型と自己評定による性格の相関』も、差が検出できたりできなかったりで実に微妙でしょ。
[A] では、どうかその出典をお願いします。私の手元の資料では、サンプル数を大きく取れば、必ず再現性のある差が出ています(出典は、白差、坂元、山岡さんの3人です)。

[Q5-2-2] たとえば松井さんのは?
[A] 坂元さんのサブセットですから、結果が違うのはおかしいのです。松井さんか、坂元さんのどちらがが間違っています。無理に答えてなくて結構です。

[Q5-3-1] 『自己評定による性格と本来の性格の相関』が完全ではないことの影響が無視できないのではなかろうか、と言っているのですが
[A] 細かいことをいうと、最近の性格検査(ビッグファイブ)では、そもそも「本当の性格」がないので、この論理は無意味でしょう。相関が0.8というのは、以前の性格検査の話ですからね…。ですので私は、科学的な議論は、データに基づくものに限定しているのです。話がややこしくなりますからね(FSMさんは、どうお考えですか?それによって、私の回答も変わってきますので…。)

[Q5-3-2] 私にはわかりません。ビッグファイブ仮説というものが有力な仮説としてあるのだな、ということしか知りません。私に言えるのは、「本当の性格というものがないならば、そもそも血液型と性格の関係など論じる意味がなくなる」、「本当の性格があるならば、本当の性格と自己評定との関係はABO FANさんによると0.8」ぐらいです。
[A] 現時点で「本当の性格」は幽霊と同じです。また、後者については「性格」が存在するとして、それは行動や自己評定に現れるはずだ。そして行動と自己評定の相関が0.8である、ということです。

[Q5-4] いままでの血液型に関する科学的な調査は、『血液型と自己評定による性格の相関』があるかどうか、ですよね。ここで相関が見出されなければ、そもそも話になりませんから、「血液型と性格に相関があるとは言えない」ということになります。無論、それは「血液型と性格に相関は全くない」ということではありません。あくまでも、その調査で言える範囲では、「相関があるとは言えない」ということですよね。
ABO FANさんいわく『自己評定による性格と本来の性格の相関』に問題がありそうならば、『血液型と自己評定による性格の相関』が見出されたとしても、それだけでは「血液型」と「本来の性格」の相関を示したことにはならないですよね。だから、血液型と性格の相関があるというためには、両方の相関があることが、最低限必要になります。
通常の心理学の調査では、『自己評定による性格と本来の性格の相関』が強いと考えられているように見受けられるので、たぶんそうなんだろうと思います。
無論、ここで『自己評定による性格と本来の性格の相関』を問題にしたのは、私ではなくてABO FANさんがそこに疑義を挟んだからです。言われてみればごもっとも、ということですね。まあ相関係数が0.8程度なら、通常は問題にする必要はないとは思いますが。ただ、血液型と(自己評定による)性格の相関は、要するに検定をしないといけない程度に弱いものなわけです。だとすると、『自己評定による性格と本来の性格の相関』が1でない効果もマジメに考える必要があるかもしれない、という気になってきました。
[A] やはり、FSMさんが性格心理学を全く理解されていない、ということのようですね。 これでは、科学的(正確には既存の性格心理学をベースにした)議論ができるとは思えません。 残念です。

[Q5-5-1] 『自己評定による性格と本来の性格の相関』が十分強くあるとしましょうよ。
[A] この説明は意味がありません。

[Q5-5-2] 十分強い相関があるというのが「大前提」なんですよね?
[A] 細かいことをいうと、以前の性格検査では、ということになります。 繰り返しになりますが、相関が0.8というのは、以前の性格検査の話です。 ですので私は、科学的な議論は、データに基づくものに限定しているのです。「思い込み」は、測定したデータがないので、科学的な議論の対象にはならないと思いますよ。いや、そうではない、というならどうか根拠や出典をお願いします。

[Q5-5-3] ABO FANさんが思い込みの効果について色々おっしゃってたんですが…。自己成就予言の文脈では以前私が挙げた文献があると思いますが、あれも、差に意味があるとするならば、思い込みと考えると解釈がしやすい(ただしもっと精密な解析が必要)というものですよね。
[A] すみません、出典をお願いしているのですが…(#示すつもりがないなら、それでも構いませんよ)。

[Q5-6] 仮に、『血液型と自己評定による性格の相関』それなりに強く、しかも安定して出たとしましょう。しかし「血液型と性格に関する知識がなくても出る相関」なのか、「思い込みによって出現した相関」なのかについては吟味が必要で、これは数字を見ているだけではできないことですよね。
[A] そのとおりです。

[Q5-7-1] 相関が(なんとか)出たという結果に対する現状でもっとも素直な解釈は、思い込みによるもの、つまりなまじっか知識があるため己の性格を歪めてしまったが故に生じた相関である、ということではないのですか?
[A] 現時点では「わからない」というのが一番妥当でしょう。私は、数少ない文献、例えば山岡さんや渡邊さんの論文から、(少なくとも)一部は思い込みではない、と考えています(もっとも、まだまだ追試が必要でしょうが…)。しかし、いくらなんでもFSMさんのように、根拠を示さず(?)に、すべてが思い込みと断言するのは、科学的には不可能なことです。きつい言い方になりますが、FSMさんの「素直な解釈」はまさに"ニセ科学"の典型ということになります。

[Q5-7-2] (断言してないのに断言したことにされちゃって困ったなあ)ここで私がお聞きしているのは、血液型と性格の関係を肯定するためのABO FANさんの論理です。個別の断片をどのようにつなげて、血液型と性格には関係がある、とおっしゃっているのかがわからないのです。
[A] ①データで(有意な)差がある ②それは「思い込み」によるものか ということです。①はクリアしました。②もクリアしていると思いますが? 繰り返しになりますが、「性格」そのものの測定は不可能なのですから…。

[Q5-7-4] 私も決着ついたなんて言ってないですよ。まだわからない、つまり確かな根拠がない、と言っているだけです。だから、「わからない」なんですよね?
[A] これは、科学的ではありませんよね? 「確かな根拠」の定義が必要です。FSMさんがその定義や基準を明らかにしない限り、それは科学的な議論ではないでしょう。ちなみに、私の出典は既に書いたとおりです。

[Q5-7-5] 科学的にはまだわからない=ある/ないと言える確かな根拠がない、ですが?
[A] 超ひもとかモノポールとかありますよね。「科学的にはまだわからない=ある/ないと言える」のではないでしょうか?

[Q5-7-6] 「心理学的に血液型と性格に関係がある」といっても、「まだ科学的な根拠は発見されてはいません。単に統計的に相関や有意差があるという意味です」とそう思ってらっしゃるなら、なぜ日常生活で使えると思われるのでしょう?
[A] う~ん、こうなると、FSMさんが科学を本当に理解しているのか心配になりますね。(*_*) 飛行機がなぜ飛ぶかは、現在科学的に解明されていません。 でも、科学的に解明されていないから、飛行機に乗らないという人はいないでしょう。繰り返しになりますが、私のロジックはデータだけですが、統計がわかる人なら、これほどわかりやすいことはないと思うんですが…。 なぜわからないのか、正直私にはわかりません。

[Q5-8-1] 全体(血液型と性格の関係)を貫く一貫した論理があって、それを実証するために統計を使うわけですが、私がお聞きしたいのは、その論理の方なのですよ。
もう一つは、ABO FANさんの論理をたぐっていくと、結局「血液型と性格の関係の確かな根拠がないように見える」のですよ(ABOFANさん自身が、論理の鍵となるいくつかの部分で「今後の追試が必要です」と言っているし)。何故まだ「わからない」のに、どうして「関係がある」と断言できるのだろうか、ということです。
ABO FANさんのサイトを見ても、全体の論理がよくわからないのですよ。だって、『自己評定による性格と本来の性格の相関』に問題があるのであれば、血液型と本来の性格の相関なんて言えないはずなのに、ABO FANさんの方から、『自己評定による性格と本来の性格の相関』の問題を持ち出してくるわけです。とすると、結局ABO FANさんはどういう論理で肯定しているんだろう、と不思議でしょうがないのです。
[A] 一言で言えば、性格心理学の手法、データ、論理を使ってということです。それは、拙サイトに書いてあるとおりです。性格心理学の入門書や、心理学の文献を読めば、理解するのはそれほど難しいことはないと信じています。その結果、少なくとも統計的には「血液型と性格」の関係を実証できたと信じています。

[Q5-8-2] お聞きしたいのは、そういう全体を貫く論理なんです。個別の論文の是非、とかじゃなくて。
[A] それは、心理学の本を読んでくださいね。私の論理は、あくまで(性格)心理学のものです。性格心理学のすべてを説明するのは勘弁してください。(苦笑)

[Q5-9] 私は心理学者ではありませんよ
[A] 私は、FSMさんは心理学関係者だと思っていたので、あえて性格心理学や性格検査の説明はしていなかったのですが、根本的な前提が違っていたようですね。

[Q5-10] 私はかなり基本的なことしか聞いていませんよ
[A] そういう意味ではなく、FSMさんが理解しているかどうかです。 それによって私の説明が変わってきますので(#答えたくないなら無理に答えなくとも結構です)。
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disraff

見慣れた「逃げ回りモード」になってきましたね。
しかし、「本当に主張したいこと」は是が非でも秘匿したい、他者との「議論」は常に有耶無耶に終わらせてケツまくりたいって人なのに、なんでこう延々と続ける事ができるんでしょう。雉も鳴かずば撃たれまいと言いますが、だからって本音を隠して郭公の声真似したってやっぱり鳴けば撃たれるんだけどなぁ。いや、雉なんて上等なもんじゃないですけれども。


by disraff (2008-12-07 23:42) 

Judgement

 それは、FSMさんが対案をぶつける議論の形を取ってないからかもしれませんね。
 相手を「敵」と認識したABOFANクンは、なんとか「敵」を否定したいのですが、全ては「自分の発言」が元で話が進んでいるので、どうしていいか分からない。
 下手すると、自分がその場しのぎで垂れ流した言い逃れに抵触するから、それで、いきなり人格攻撃に走ったり、わら人形論法に走ったりして、なんとか問題の所在を「自分の発言」ではなく、「FSMさん」になすりつけようと必死なのでしょう。
 
by Judgement (2008-12-08 00:23) 

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