論理的に騙されるコト [悪徳商法系]
前回の記事に対するzororiさんのコメントに対応して、「論理的思考は騙されないためにはあまり役に立たない」のかについて、もう少し詳細に説明してみる。
まぁ、私のように頭の回転が悪い人は「論理的に考える時間が無いから騙される」という事も当然ありますが、私の視点においては「論理的思考は騙されないためにはあまり役に立たない」どころか、「騙すため利用される」という感じです。
論理的思考をして間違わないためには、判断材料が完備されている必要が有ります。
しかし、悪徳系で判断材料が完備されている事はまずありませんよね。表に出すのは、都合の良い話ばかりです(しかもウソや不確定なものもまじる)。
【2種類の論理的思考】
ここで、2種類の「論理的思考」を提案してみます。
※ 辞書的な意味とは一致しないかもしれませんので、「思考パターン」と読み替えたほうがいいかもしれません。
A 「適したものを組み合わせる能力」
複数の情報があって、どれとどれがぴったり組み合わせられるのかを見つける能力。
パズルで言えば、あるピースの1辺の形状から、それに一致するピースを見つける能力。
このタイプは、部分から全体にアプローチします。
与えられた情報について、とりあえずそれらを隙間無く組み合わせる事を試みます。そして、最終的に「穴」が無く組み上げられれば、その組み合わせが「正解」であると判断した上で、組み合わせの中の各ピースについても「正しい」とします。
逆に、組み合わせてもその中に「穴」が存在するならば、「正解」ではなく、各ピースの信頼性も疑わしいものとします。
例えば、「数学の証明」をイメージするといいでしょう。与えられた式や図形の情報と、既知の定理の一部を組み合わせて行き、最終的に「上手い組み合わせ」を発見して正解を導く感じです。
B 「適した位置を見つける能力」
ある情報が、全体像のどこに収まるのかを見つける能力。
パズルで言えば、あるピースの絵柄から、パズル全体のどこに位置するか見つける能力。
このタイプは、全体から部分にアプローチします。
パズルで言えば例えば、枠周辺から埋めていったり、「こっちが手だから、このへんは足だ」とやっていきます。また、「こんな図柄は何かおかしい」というものは除外したり、保留したりします。
その上で、例えば80%ぐらい埋まれば、「まぁまぁ正しいと言ってもいいんじゃないかな」とし、あまりにも埋まる部分が少なければ「これはやばいぞ」と判断します。
まぁ、パズルの例えでは全てを適切に説明できないとは思いますが、それは勘弁してくれ。
【何故”論理的に騙される”のか~Aタイプ~】
で、本当であれば、A・B両方備わって「論理的思考」なのでしょうが、片方だけ、特にAの方だけで「論理的解法」と思いがち(←ここポイント)です。
しかし、騙されやすいのもAタイプ。
Aタイプの欠点は「とりあえず情報の真偽を問わない」。逆の見方をすれば、他の情報との辻褄が合って、キチンと穴の無い組み合わせができれば、それは正しいと判断されるって感じ。
そういう判断の背景にあるのは、「間違っている情報が、他の情報と偶然辻褄が合う可能性は低い」という前提でしょう。不作為な世界では確かにそうであり、形而上の世界、あるいは実験の世界ではかなり効果を発揮するものです。
問題なのは、「作為性」に弱い、という事。
相手は辻褄が合うように形を整えて来るのだから、当然辻褄が合う。
また、「穴が無い組み合わせ」にするにはどうしたらいいかというと、あまり情報を与えると、どこかに穴が生じるから ”なるべく与える情報を減らす”んですね。もっと言えば「穴が無い組み合わせができる分の情報だけ与える」ことをやるんです。
しかし、受ける側は自分の思い込む「論理的思考(実際はAタイプのみ)」で解決されたから「論理的に正しい」と判断してしまうんですね。
【何故”合理的に騙される”のか~Bタイプ~】
一方、Bタイプのメリットは、「各ピースの真偽を適時疑う事」と「どの情報が欠落しているか(他にどの情報が必要か)が明らかになる事(無い部分に疑いを向けられる)」。
「X%ぐらい埋まればまぁまぁいいかな」、という判断はかなり適当なようですが、現実においては100%埋まる事はまずないので、現実的な判断と言えます。
「穴」に対して厳正なAタイプは、「穴」さえ埋まれば100%正しいと思いがちですが、これが危険。
一方、「穴」に肝要なBタイプは、「穴を許容している」という自覚を持つ事で、常に(100-X)%の間違いの可能性を意識するので、一旦は騙されても、それに気付く可能性があるわけです。
ただし、Bタイプのメリットを阻害するものがあります。それは「合理性」です。
ここで言う「合理性」とは、認識のショートカット、あるいは圧縮と言えるもので、例えば「あるところにあったボールが消えて、別のところにボールが現れた」という現象を見た場合、『ボールがあるところから別の所に移動した』と判断するようなものです。
与えられた情報から、一番「すっきりした」解釈をする事、といった感じでしょうか。
この合理性も、日常では"いいほうに”活躍しています。
しかし、「騙し」の現場では、Bタイプの論理的思考で発見されるはずの穴を、勝手に埋めてしまうという悪い効果もあります。そうすると、本来は30%しか埋められていないのに、「合理性」により「穴が埋められた事にされている」のために、80%ぐらい埋められた印象になってしまう場合があります。
例えば手品で言えば
・ 最初に手の中が空である事を見せられた
・ 以降手は一切動かさななかった
という情報により、(実際は始終確認したわけではないのに)
「ずっと、何も持ってなかった」と”合理的に”判断し、それを事実だと思うわけです。
【おわりに】
どうでしょう?
モチロン「論理的で無い時に騙される」事もあるでしょうが
「論理的ゆえに信じる」事も十分有り得そうだ、という事がお分かりでしょうか。
まさに、zororiさんの言うとおりで、論理的思考は上手く生きていくためには大切なものの一つだと思います。
ただ、「プロの騙し」というものは、そういった「日常では効果的な」論理性や合理性を逆手に取る事に長けているから、そういう状況では逆に作用します、ってだけの話です。
手品の歴史なんて、分かっているだけで4000年超ですよ。
それぐらいできて当たり前、って思いませんか?
最後にまとめっぽいことを言えば
論理性や合理性を有効に活用するには「情報を十分に揃える(揃え続ける)」事が重要。
それさえきちんとすれば、そうそう騙されないし、騙されても気付いて損切りぐらいはできる。
で、情報を十分に揃えるには、「情報が十分でないかも」と疑う姿勢が大事。
「論理的に辻褄が合うから情報は十分だ」
という考えてしまうと、そこが”抜けられない迷宮”の入り口なんですね。
で、確かに論理的思考は騙されないためにはあまり役に立ちません。ただそれは論理的思考そのものが役に立たないのではなく、現場では論知的思考を働かす時間がないためのような気がします。
まぁ、私のように頭の回転が悪い人は「論理的に考える時間が無いから騙される」という事も当然ありますが、私の視点においては「論理的思考は騙されないためにはあまり役に立たない」どころか、「騙すため利用される」という感じです。
論理的思考をして間違わないためには、判断材料が完備されている必要が有ります。
しかし、悪徳系で判断材料が完備されている事はまずありませんよね。表に出すのは、都合の良い話ばかりです(しかもウソや不確定なものもまじる)。
【2種類の論理的思考】
ここで、2種類の「論理的思考」を提案してみます。
※ 辞書的な意味とは一致しないかもしれませんので、「思考パターン」と読み替えたほうがいいかもしれません。
A 「適したものを組み合わせる能力」
複数の情報があって、どれとどれがぴったり組み合わせられるのかを見つける能力。
パズルで言えば、あるピースの1辺の形状から、それに一致するピースを見つける能力。
このタイプは、部分から全体にアプローチします。
与えられた情報について、とりあえずそれらを隙間無く組み合わせる事を試みます。そして、最終的に「穴」が無く組み上げられれば、その組み合わせが「正解」であると判断した上で、組み合わせの中の各ピースについても「正しい」とします。
逆に、組み合わせてもその中に「穴」が存在するならば、「正解」ではなく、各ピースの信頼性も疑わしいものとします。
例えば、「数学の証明」をイメージするといいでしょう。与えられた式や図形の情報と、既知の定理の一部を組み合わせて行き、最終的に「上手い組み合わせ」を発見して正解を導く感じです。
B 「適した位置を見つける能力」
ある情報が、全体像のどこに収まるのかを見つける能力。
パズルで言えば、あるピースの絵柄から、パズル全体のどこに位置するか見つける能力。
このタイプは、全体から部分にアプローチします。
パズルで言えば例えば、枠周辺から埋めていったり、「こっちが手だから、このへんは足だ」とやっていきます。また、「こんな図柄は何かおかしい」というものは除外したり、保留したりします。
その上で、例えば80%ぐらい埋まれば、「まぁまぁ正しいと言ってもいいんじゃないかな」とし、あまりにも埋まる部分が少なければ「これはやばいぞ」と判断します。
まぁ、パズルの例えでは全てを適切に説明できないとは思いますが、それは勘弁してくれ。
【何故”論理的に騙される”のか~Aタイプ~】
で、本当であれば、A・B両方備わって「論理的思考」なのでしょうが、片方だけ、特にAの方だけで「論理的解法」と思いがち(←ここポイント)です。
しかし、騙されやすいのもAタイプ。
Aタイプの欠点は「とりあえず情報の真偽を問わない」。逆の見方をすれば、他の情報との辻褄が合って、キチンと穴の無い組み合わせができれば、それは正しいと判断されるって感じ。
そういう判断の背景にあるのは、「間違っている情報が、他の情報と偶然辻褄が合う可能性は低い」という前提でしょう。不作為な世界では確かにそうであり、形而上の世界、あるいは実験の世界ではかなり効果を発揮するものです。
問題なのは、「作為性」に弱い、という事。
相手は辻褄が合うように形を整えて来るのだから、当然辻褄が合う。
また、「穴が無い組み合わせ」にするにはどうしたらいいかというと、あまり情報を与えると、どこかに穴が生じるから ”なるべく与える情報を減らす”んですね。もっと言えば「穴が無い組み合わせができる分の情報だけ与える」ことをやるんです。
しかし、受ける側は自分の思い込む「論理的思考(実際はAタイプのみ)」で解決されたから「論理的に正しい」と判断してしまうんですね。
【何故”合理的に騙される”のか~Bタイプ~】
一方、Bタイプのメリットは、「各ピースの真偽を適時疑う事」と「どの情報が欠落しているか(他にどの情報が必要か)が明らかになる事(無い部分に疑いを向けられる)」。
「X%ぐらい埋まればまぁまぁいいかな」、という判断はかなり適当なようですが、現実においては100%埋まる事はまずないので、現実的な判断と言えます。
「穴」に対して厳正なAタイプは、「穴」さえ埋まれば100%正しいと思いがちですが、これが危険。
一方、「穴」に肝要なBタイプは、「穴を許容している」という自覚を持つ事で、常に(100-X)%の間違いの可能性を意識するので、一旦は騙されても、それに気付く可能性があるわけです。
ただし、Bタイプのメリットを阻害するものがあります。それは「合理性」です。
ここで言う「合理性」とは、認識のショートカット、あるいは圧縮と言えるもので、例えば「あるところにあったボールが消えて、別のところにボールが現れた」という現象を見た場合、『ボールがあるところから別の所に移動した』と判断するようなものです。
与えられた情報から、一番「すっきりした」解釈をする事、といった感じでしょうか。
この合理性も、日常では"いいほうに”活躍しています。
しかし、「騙し」の現場では、Bタイプの論理的思考で発見されるはずの穴を、勝手に埋めてしまうという悪い効果もあります。そうすると、本来は30%しか埋められていないのに、「合理性」により「穴が埋められた事にされている」のために、80%ぐらい埋められた印象になってしまう場合があります。
例えば手品で言えば
・ 最初に手の中が空である事を見せられた
・ 以降手は一切動かさななかった
という情報により、(実際は始終確認したわけではないのに)
「ずっと、何も持ってなかった」と”合理的に”判断し、それを事実だと思うわけです。
【おわりに】
どうでしょう?
モチロン「論理的で無い時に騙される」事もあるでしょうが
「論理的ゆえに信じる」事も十分有り得そうだ、という事がお分かりでしょうか。
騙されないための役にはあまり立たないけど、論理的思考は大切だと言いたいわけですけど、当たり前か。
まさに、zororiさんの言うとおりで、論理的思考は上手く生きていくためには大切なものの一つだと思います。
ただ、「プロの騙し」というものは、そういった「日常では効果的な」論理性や合理性を逆手に取る事に長けているから、そういう状況では逆に作用します、ってだけの話です。
手品の歴史なんて、分かっているだけで4000年超ですよ。
それぐらいできて当たり前、って思いませんか?
最後にまとめっぽいことを言えば
論理性や合理性を有効に活用するには「情報を十分に揃える(揃え続ける)」事が重要。
それさえきちんとすれば、そうそう騙されないし、騙されても気付いて損切りぐらいはできる。
で、情報を十分に揃えるには、「情報が十分でないかも」と疑う姿勢が大事。
「論理的に辻褄が合うから情報は十分だ」
という考えてしまうと、そこが”抜けられない迷宮”の入り口なんですね。
わざと穴のある思考法だけ挙げてあるような・・・まぁいいや。
私のようなメンタート・クラス、いやバルカン人クラスの論理的思考ができる人間になれば、騙されることも皆無です。
仮にひっかかりそうになっても、ヒランヤを始め通販で取り揃えた大量の開運グッズと数十万円の象牙の印鑑が必ず魔を避けてくれるハズです。
おぉっと、流通業界の革新と言われる新しいシステムの講習会の時間だ、急がなくっちゃ。
by トンデモブラウ (2009-07-06 08:42)
エントリに関係ない書き込みですみません。
>トンデモブラウさん
以後、私もあなたを師匠と呼ばせていただきます。
by 山形ミクラス (2009-07-06 19:43)
要するに、現実的な場面では「下手な考え休むに似たり」ってことですね。
論理的思考だから騙されるというよりも、見落としが無いという自信が拙いような。完全な論理的思考なんてそもそも出来るわけがないですけど、フィクションでは、ステレオタイプな博士が「論理的にあり得ない!?」と愕然とするシーンが有りますね。
突然話が変わりますが、品質管理の世界では、PDCAサイクルとかフィードバック、フールプルーフという言葉がよく使われます。人間は間違いを犯すと言うのが前提です。なんだか、当たり前のことばかり書いているような。
by zorori (2009-07-06 20:28)
初めまして。面白い考察なので少し書き込ませて下さい。
読んで成る程と思いました。マジックの世界も年々進化していますから、論理的思考に優れている人の方が騙されやすいマジックなどというのも考案されているかも知れません(Jさんもトライしてみては如何?)。
少し質が違う話ですが、マジシャンであるが故に素人よりも引っ掛かりやすいマジックというのはあるようですね。
ところで、「悪徳商法やカルト」では、種があるにもかかわらず本物の現象と思わせるわけで、種があるとわかっていながらそれが見抜けない「マジック」とは、騙しのレベルが異なります。
で、前者の方が論理思考の罠に陥りやすいような気がします。マジックの方では、一般的には、論理的思考に優れた人の方が騙しにくいと思います。
by hocus (2009-07-06 21:49)
皆さんよ~く考えてくださいよ。
私は「騙す側」だって言っちゃってますからね。
そんな人の話を簡単に納得しちゃっていいんですか、zorori さん?
いや、私もねマジシャンの端くれですから、核心の事はあまり言えないんですよ。下手に口にすると、日本マジック結社の密葬課が口封じに動き始めますから。
それに、あんまり教えると私が今後立ち上げる事業に支障が...(何をするつもりだ)
その点、疑いの目を向けたトンデモブラウさん!
あなたは優秀です。あなたのような能力の高い人を探していました。
通常ですとシルバー会員からですが、たまたま空きがありまして、特別にゴールド会員からのスタートになりますよ!きっとあなたならすぐにダイヤモンド会員になると思います!!
どうですか、山形ミクラスさんもご一緒に。
な~んて言ってますが、
私見を述べれば、hocusさんのように「マジックは論理的思考に優れた人の方が騙しにくい」というようなお考えは、やっぱり「論理的思考」の力を高く見積もりすぎている(それともマジックを低く見ている!?)気がして、ちょっと危ういかなぁなんても思います。
モチロン「論理的思考」で回避できる危険もありますが(野生の勘よりかは。多分)、回避できなかった時、「論理的思考」に信頼を置きすぎるとドツボにはまるって事で。
zorori さんの言うように 「完全な論理的思考なんてそもそも出来るわけがない」という”どうしようもない現実”を常に頭に入れておく事が、最悪の状況に陥らない最後の予防線になるのではないかと。
...という”騙す側”Judgementの言う事を信じるか信じないかは、あなた次第!
あ、hocusさん、私は素人ながらマジシャンの端くれなので、トライっつうか、実際の手品の理論を元にお話ししていますよ。
というか、ホント論理的思考をしない人の方が手品ってやりにくいんですよ。一番苦手だったのは、幼稚園児。ロジカルに考えてくれないと、ロジカルの枠外の事に騙されたり驚いたりしないんです。
※ まぁ、論理的思考の捉え方が私とhocusさんで違うかもしれませんが。
ちなみに、マジシャンを引っ掛かけるマジックとか自分も考えたりしましたが、実際問題シェアが狭すぎるのであまり価値はないと感じてましたねぇ。
by Judgement (2009-07-06 23:44)
>※ まぁ、論理的思考の捉え方が私とhocusさんで違うかもしれませんが。
捉え方というより、想定している論理的思考のレベルが違うかも知れません。「馬鹿に手品は通用しない」というのはよく言われる話ですが、Judgementさんがここで対象としているのは、もう少し高度な論理だと思っているのですが。
見る方が騙されまいという姿勢の状況設定では、マジックの種類にもよるでしょうが、例えばメンタルマジックなどでは、普通の人以上に論理的な人はやりにくい場合が多いですよ。ピッタリ正解にたどり着くことはまずありませんが、解の範囲を狭めることはあり得る。となるとやりにくくなる。
ただ、Judgementさんの話のように、それを逆手に取ることも可能のようですから、マジックは奥深いのでしょう。「一般的には」と言ったのは、それが効くケースばかりではなくて、むしろそうでない方が多いのではないかということです。
by hocus (2009-07-07 19:18)
むぅ・・・ダイヤモンド会員かぁ・・・どうしようかなぁ・・・
待てよ。
さては、私の秘蔵の開運アイテム・シャバク御用達カバラ秘儀用メノラーが狙いですね。
危うく騙されるところだった。
素人マジシャンめぇ、侮れぬわ。
渡すものか・・・シシシシ、いとしいシト・・・。
by トンデモブラウ (2009-07-08 08:56)
こんばんは。
うーん、そうですね。私としては
>※ 辞書的な意味とは一致しないかもしれませんので、「思考パターン」と読み替えたほうがいいかもしれません。
の部分に賛同します。ちょっと「論理的思考」を狭く捉えすぎかな、という気がします。もっとも「とっさの時に騙され難くする」のに役立つレベルで「論理的思考」を駆使できるかというと、普通は無理だと思います(私も自信がありません)。
それと「情報を十分に揃える」事が重要である、という点にも同意します。
なので、あまりJudgementさんと異なる事を言っているつもりは無いのですが、ただ「論理」とは極めて強力かつ危険なツールである、という点は強調しておきたいのです。
何故なら、この事は、気を持たせたまま引っ張っている(わざとじゃないですよ)
http://naked-kings.blog.so-net.ne.jp/2009-07-02
へのコメントにも繋がってくるからなのです。
by PseuDoctor (2009-07-09 00:21)