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血液型と性格に決着をつけるそうです [他ブログいっちょかみ]

TAKESANさんとこのInterdisciplinaryの記事面白いモノを教えてもらった。
せっかくだから、わざわざYahooID取っていっちょかみ。


 どのような回答をしてみたかは、見てのお楽しみ、という事にしておいて、現段階での雑感を述べておきます。


「世の中の人間は2つに分けられる」という便利な言葉がありますが、ちょっと使ってみます。

世の中の全ての人間は自己中心的だ。
しかし、世の中の人間は2つに分けられる
自己中心的な考え方を、絶対的な基準としたまま述べようとする人間と
自己中心的な考え方を、別に基準を示して述べようとする人間だ。

 要は、自分の立ち位置・視点と、他人の立ち位置・視点は決して同じでは無い、という事に思いを馳せれるか否かという違い。

 例えるならば、携帯電話で迎えを呼ぶ際に
 「ここだよ、ここ、ここに来てくれ」といきなり言う事に疑問を持たない人と
 「今渋谷にいるんだ、来てくれる?ハチ公は分かる?そこの前」と言う人の違い。

 なんて、そんな事を考えさせられる回答がちらほらありましたね。
 
 ところで、「性格」や「関係」というものは解釈の幅が広い概念です。
 質問者の意図としては...
 これを特に規定せぬまま提示する事で、肯定者に対しては「どれでも都合の良く解釈を選んで好きに述べる事ができる」という”自由度”を与える一方で、否定者に対しては「その広い解釈の全てに対応した否定をしないと不十分と評価される」という”足枷”を与える
 ...と言う不公平な設定を成立させたかったのかもしれません。

 しかし、こんなにも肯定側に優位な状況設定なのに、多くの肯定者が何を言っているかと言うと、「経験・直感・主観・印象」以上の根拠が無いまま、それを、さも崇高な知見であるかのようにもったいぶって言うばかり。
 また、ある程度否定側の言い分を見越して先回りして反論しようとしている人もいるけども、否定を否定する評価基準というものが、「本当にそんな基準でものを評価する人だったら、真っ先に自分の主観的な判断の妥当性を却下しなければならないはずだ」と言えるような不公平に厳しいものだったりして、なんかもう、笑うしか無い。

 結局のところ、彼らは「肯定の根拠を他人に納得できる形で説明する事」ができないがために、「判断の保留」を促す作戦に終始しているように見受けられます。
 否定的な見解には、その針の穴ほどの不足部分を針小棒大にあげつらって「間違っているという意見は必ずしも正しいとは言えない」と言い、肯定的な見解には針の穴ほどの可能性を拡大解釈して「正しいという意見は間違っているとは言えない」と言う。
 何とも歯切れが悪いのですね。
 「ある方向に判断させるための積極的な主張」、ではなくて「ある方向に判断させたくないための消極的な主張」という感じ。
 「否定させたくない」意図ばかり見えて、「肯定している」理由が良く見えてきません。


 さぁ、果たしてどんな形で『決着』をつけるのでしょうね。
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コメント 4

ROCKY 江藤

>「世の中の人間は2つに分けられる」という便利な言葉がありますが、
これは絶対的な永遠の真理です。

世の中の人間は二つに分けられます。
 世の中の人間は二つに分けられると思う人と、
 世の中の人間は二つに分けられるとは思わない人に。
by ROCKY 江藤 (2008-11-21 16:22) 

lessless

回答の1行目だけを抜き出して「なんと、Jさんは肯定派に転校しました!(びっくり!)」って吹聴して回る人が出そうですね。
…ひょっとして罠張って待ち構えてたりしたらごめんなさい(;'-')
by lessless (2008-11-21 22:37) 

憂鬱亭

こんにちは。

「決着した」みたいですよ。
質問者が選んだ答えは、やっぱり「論外」のもの。

「経験以外のもの」と言われたからって、
「地域ごとに性格が違う」っていう話を選んでます。

民族とか文化とかの話を巻き込んで、
余計に話が複雑になるだけなのに・・・・・。

おまけに面倒だからなのか、ヨーロッパ付近の話は避けてる答えだし。

 結局、「血液型と性格に関係がある」という説は、科学的な論証は無理」という決着がついてしまったような気がします。
by 憂鬱亭 (2008-11-22 12:25) 

Judgement

決着ねぇ...
そのうち改めて記事にしようとは思っています。

◆ROCKY 江藤さん
 主だった肯定派の方々は、きっとこうなのでしょう
 『世の中の人間は二つに分けられる。自分と、自分以外だ』

◆lesslessさん
 まぁ、私は間違った事は言ってませんけどね。色んな意味で。
 罠って言うより、肯定派の中に毒を仕込んでみた感じです。
 むしろ「肯定派」に組み込まれちゃった方が、内側から無力化できそう。

◆憂鬱亭さん
 結局はあの程度なんでしょうけどね。
 最初からバイアスかかってるの見え見えで、最終的にも「自分に最も耳障りがいい」ものを選んで終わり。 
 でも、これが「血液型と性格の関係が有る事をうまく説明してください」なら別にいいんだけど、最初に 『決着を付ける』と息巻いていたのはどこにいったんだ、という感じ。
 「人を見抜く力がありませんね」とか、「可哀想な人生」とか「問題外」とか、「日本語が分からない」とか、散々偉そうな物言いをしていたから、最終的に否定派に対し何らかの詭弁ぐらいは弄するだろうと期待していたのに、最後に記した『質問した人からのコメント』はあまりにも尻すぼみで残念すぎ。

 まとめ:彼こそ「決着」と言う日本語の意味が分からないようです。
by Judgement (2008-11-23 02:35) 

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